塗装工事などを手がけるフジサワ(藤澤茂代表取締役社長、前橋市本町1−10−3рO27−221−4680)は18日、前橋問屋センターで第14回安全大会を盛大に挙行した。当日は同社従業員のほか、多数の協力会社など約80人が参加し、無事故無災害を誓った。開会に続き、あいさつに立った藤澤社長は「景気は上向き傾向にあったが、東日本大震災の発生で大きく落ち込みつつあり、同業他社では倒産などを余儀なくされ、非常に厳しい状況となっている」と懸念し、続けて「そんな中でも、何よりも重視しなければならないのが安全への意識。安全は、すべてに優先であり、本年度のスローガンには『安全はすべてに優先する!』と『安全は1人ひとりが責任者!』を掲げた。当社では、危険予知の観点から受注工事に対し、どういった危険が潜んでいるのか、どういったところに意識を持てば事故が防げるなどを社内で検討・検証する『災害防止協議会』を2、3年前に立ち上げ、事故の未然防止活動を徹底している。何度も言うが、安全はすべてにおいて優先なもの。本年度も引き続き、無事故無災害をお願いしたい」と強く呼びかけた。
その後、功労者表彰が行われ、長年にわたり同社に貢献した協力会社のアイ・ワークス(伊藤貴義社長)へ藤澤社長から感謝状と記念品が贈られた。これを受け、伊藤社長は「安全への意識もフジサワで学んだ。今後も頑張ってまいりたい」と意気込んだ。さらに、本年度から同社へ入社した藤澤陽氏(藤澤社長の次男)の紹介も行われた。
研修会へと移り『過去の設備事故例から考える対策』と題した講義が実施。過去4年間に同社で発生した事故事例が示され、改めて安全衛生管理の徹底を促した。
休憩を挟んで行われたVTR研修では「本気で地震対策していますか」が流され、参加者は熱心に耳を傾けた。
提供:群馬建設新聞