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建通新聞社四国
2011/06/21

【高知】来月中に基本設計公告 新図書館等複合施設

 高知県と高知市は、合築して建設を計画している新図書館などの複合施設について基本計画案をまとめた。6月27日開会の6月定例県議会で報告し、承認されれば、7月中に基本設計を公募型プロポーザルで高知県から公告する予定。
 複合施設は、2012年度末で閉校する高知市追手筋2丁目の追手前小学校敷地東半分に建設する。複合施設の用地は5000平方bほどで、施設への動線や回遊性の確保に使用する多目的広場の用地約2000平方bと合わせ、7000平方bほどの用地を一体的に整備する。
 施設の延べ床面積は1万7800平方bほどとなり、うち新図書館1万5000平方b、新点字図書館800平方b、こども科学館(仮称)1500平方b、新点字図書館とこども科学館の共有スペース500平方bを想定。階数は5階建てを軸に検討する。また、施設構成として新点字図書館は1階に設置、新図書館は必要な機能を各階に確保、開架書架と閲覧室は利用者の利便性を優先、こども科学館(プラネタリウム含む)は屋上が活用できる階に設置する─などとしている。
 駐車場については、5つの方式を比較検討した結果、ピロティ方式に地下埋設機械式(1基)を併用する形が最も有効という結論になり、今後詳細をまとめる。駐車スペースは100台ほどを確保し、業務用車両や団体用の大型バスが駐車できるスペースを別途に設ける。また、駐輪場は自転車300台、バイク50台ほどのスペースを建物北寄りの1階部分に平面式で確保する。
 今後は、12年度に実施設計を外注した後、13年度に追手前小学校校舎の解体と複合施設
建設に着手し、14年度末までの完成、15年度中の開館を目指す。