東日本大震災における被災地の復旧活動を支援するため、(社)千葉県建設業協会青年部会は17日、宮城県建設業青年会と(社)岩手県建設業協会青年部連絡協議会大船渡支部を訪問した。
震災発生から99日目を迎えたこの日は、両県の青年部から要請があった厚手手袋各600枚、ゴーグル各50本、防塵マスク各200枚の支援物資を届けるとともに、災害復旧現場を視察して被災地の現状を肌で感じたほか、懇談の場で震災発生当時から現在における現地の建設業の奮闘の数々を聞いた。青年部の交流による災害ボランティアで被災地を訪れたのは、今回が初めてのケースだという。約1時間に及んだ懇談では、舩山会長と宇井部会長のあいさつのほか、仙台と千葉県における被害や復旧状況、苦労話などを紹介。進行役は、東北建設業協会連合会専務理事兼事務局長の大槻良子氏が務めた。
懇談では今回の震災を「発注者や政治家に対して、建設産業が『危機管理産業』であることに加え『この地域には絶対必要』という位置づけをしてもらう機会」と総括。
大槻専務理事が、「愛する故郷の一日も早い復興を願いながら我々も活動していくので、皆さんと手を携えて邁進したいと思う。今後ともご支援頂きたい」と締めくくった。