日刊建設工業新聞
2011/06/20
【鳥取】新格付けと総合評価活用で過去の工事成績点数を照会 疑義は7月1日まで受け付け/県土整備部
県土整備部は17日、2011・12年度格付けと11年度の総合評価競争入札で採用する会社の工事成績点数を各社に通知した。新格付けと総合評価入札の改正案は8月以降の施行を予定しており、通知内容に疑義がある場合は7月1日まで受け付ける。
格付け7工種、総合評価の対象工種の入札参加有資格者880社あまりに実績年と工種ごとに示した工事成績点を照会。工事実績がない会社にも確認を求めた。
格付けの主観点数(385点満点)のなかで300点を占める工事成績点は、従来通り土木一般とアスファルトは過去3年(08年〜10年)、建築一般や「とび等一般」、電気工事、管工事、造園工事の5工種は過去5年(06年〜10年)を対象に算定する。
また、改正を予定している総合評価では、一層公平な評価をする目的に会社工事成績点数の対象期間を延長する。過去3年を基本として、発注件数の少ない建築一般など8工種で過去6年、電気工事は過去4年とする。
このため、これまで格付けと総合評価の工事成績の対象期間は一致していたが、電気工事を除いて総合評価の対象期間の方が長くなる。
同部は「通知内容に間違いがあれば、過去の『検査結果通知書』を基によく確認して申し出てほしい」(県土総務課)と説明。7月以降、新格付けの集計と入札システムの改良作業を本格化させることにしている。