建通新聞社四国
2011/06/17
【高知】下期に順次発注 国道439号大峠BP5件
高知県中央西土木事務所は、整備を進めている国道439号大峠バイパス未供用区間延長720bの2012年度末供用開始を目指し、11年度は事業費8億4000万円を計上している。10年度から継続し新別野竹トンネル本体工を進めるほか、護岸工、擁壁工、橋梁上部工など5件の工事を一般競争入札で10月以降に順次公告する。
このうち、年内には護岸工と橋梁上部工の2件を発注。護岸工は、小川川の上に道路を建設することに伴い、現在新たな河道掘削を進めている個所に延長60b、高さ4・5bの巨石護岸を設置する。小倉1号橋の上部工は、橋長26b、構造は鋼製の単純合成床版桁。現在は下部工として逆T式橋台の設置を進めている。
2件の擁壁工とトンネル舗装工は、現在進めている新別野竹トンネル(延長288b)の本体工が12月に完了するのを受けて、それぞれ年明けに発注する。
擁壁工は、起点側(徳島側)トンネル抗口付近に延長100bのコンクリート式山留擁壁の設置、もう1件は小川川の上に道路を建設するための逆T式擁壁と路側擁壁設置を進める。舗装工はトンネル内をコンクリート舗装するもので、舗装面積は約2000平方b。
同バイパスは、全幅8・75b(うち片側歩道1・5b)の2車線道路で、規格は3種3級。12年度は、残りの擁壁工、現道タッチ部の改良、明かり部の舗装、安全施設、トンネル照明などの残工事を進め、同年度末の開通を目指す。