建通新聞社(東京)
2011/06/17
【東京】都財務局建築保全部が駒沢OP公園改築基本設計プロポを20日公告
東京都財務局建築保全部は、駒沢オリンピック公園総合運動場内にある二つの球技場と、テニスコートの改築に伴う基本設計をプロポーザル方式で委託するため、来週20日に公告し、27日から参加表明書を受け付ける。完成から45年が経過した3施設を改築して老朽化を解消するとともに、テニスコートは東京国体(2013年度開催)の施設基準への整合も図る。9月16日に設計者と契約を結んで作業に着手し、球技場は二つとも13年度、テニスコートは12年度に着工する予定だ。また同部は、11年度のプロポーザル試行対象案件に「東京都庁舎(23)サイン改修基本計画」を加えることを決定。第2〜第3四半期をめどに業務を委託し、単年度で作業を進める方針でいる。
駒沢オリンピック公園の設計者選定プロポーザルは、27日〜7月1日に参加表明書を受け付け、7月7日に技術提案書の提出を参加者に求める。8月24日のヒアリングを踏まえて設計者を選び、9月16日に契約を締結する予定。
駒沢オリンピック公園総合運動場(世田谷区駒沢公園1ノ1、敷地面積約41f)の園地南側にある屋内球技場と第一球技場、テニスコートを▽屋内球技場=3階建て延べ約8000平方b▽第一球技場=延べ約9000平方b▽テニスコート=総面積約6600平方b―の規模で一体的に改築する。
老朽化の解消と合わせ、球技場は観客席の適正規模化(屋内球技場)や、サッカー場としての公式サイズの確保(第一球技場)などを図る。テニスコートは既存のクレーコート8面を、東京国体の施設基準で定める砂入り人工芝コート8面に変更する。
屋内・第一の両球技場は11〜12年度に基本設計、12〜13年度に実施設計をまとめ、13〜16年度の4カ年で施工する見通し。一方のテニスコートは、今回の委託を通じて12年度まで基本・実施設計を進めて12年度に着工し、国体が開かれる13年度までの完成を目指す。