建通新聞社(岡山)
2011/06/20
【岡山】旭西処理区の合流式下水道改善計画第2期事業
岡山市下水道局西部建設課は、旭西処理区の合流式下水道改善計画第2期事業を実施するため、笹ヶ瀬ポンプ場の高速雨水処理施設新設と旭西浄化センターの滞水池増設を計画している。2011年度は笹ヶ瀬ポンプ場の高速雨水処理施設が詳細設計の委託、旭西浄化センターの滞水池増設が1期事業の成果や実績を踏まえた整備計画の検討を予定している。
笹ヶ瀬ポンプ場の高速雨水処理施設は、一日で最大4000□を処理する施設を建設するもので、笹ヶ瀬雨水渠に貯留した雨水を処理し笹ヶ瀬川に放流する。
旭西浄化センターの滞水池増設は、既存の沈殿池などを改修し、2万□の雨水が貯水できる滞水池を整備するもので、第1期事業で整備した貯水量1万□の滞水池と合わせて最大3万□の雨水を高速雨水処理施設(一日最大処理量1万5000□)で処理し、旭川へ放流する。
同事業は合流式下水道の場合、下水管や処理場の能力を超える雨が降ると、下水の一部が未処理のまま放流されることから、一度雨水を溜めて、晴天時に処理し放流するもの。
基本設計は日水コン(吹田市)が担当した。