知多学園(常滑市末広町2丁目1、磯部栄理事長)は8日、常滑市から移管された西浦北と西浦中、両保育園の運営と両園に替わる認定こども園の新築について、市、地域との三者協議を開催。6月末に公示公告、7月末に入札、8月の工事着工を目指す建設スケジュールを明らかにした。
当日明らかにした建築計画では、総延べ床面積1728・91平方b。木造平屋建てでA〜Gの7棟を建設し、木造一部鉄筋コンクリート造平屋14平方bのH棟も整備する。A〜G各棟の床面積は、子育て支援センターや事務室が入るA棟が289・76平方b、乳児室や一時保育室のB棟が356・83平方b、3歳児向け保育室となるC棟が174・43平方b、遊戯室などのD棟が208・68平方b、ランチルーム・調理室のE棟が251・83平方b、4〜5歳児の保育室が入るF棟が324・90平方b、屋外倉庫のG棟が24・84平方b。屋根は陶器瓦葺き、壁は基本的に窯業サイディングにジョジパッド塗りで、統一感を出している。また、園庭は芝生張り(735平方b+255平方b)で、ウッドデッキテラス、水遊び場、築山、グランド(2344平方b)なども整備。駐車場は80台分を確保する。
建設地は両園の中間地点となる旧西浦北小学校跡地(塩田町1丁目155番外、市有地無償貸与)。設計は加藤建築事務所(刈谷市)が担当した。開園時期は12年4月を目指している。
両園の民営化事業は、11年度から知多学園に運営を移管し、同学園が新施設を整備、旧施設を廃止する計画。これに加えて、知多学園と常滑市は、敷地となる旧西浦北小学校の跡地を総合的な福祉ゾーンとして活用する土地利用計画を検討しており、東側隣接地にデイハウスあかりが運営する地域交流施設(木造平屋289・76平方b)を整備する。また、将来的には西側隣接地に児童発達支援センターを誘致することも視野に入れている。