北海道建設新聞社
2011/06/15
【北海道】旧札幌市教委跡地に大型メディカルモール−来春着工へ準備
日本レーベン(札幌市中央区北10条西24丁目3、枝広誠彦社長)は、14日に取得した札幌市中央区南1条西14丁目の旧市教委庁舎跡地に延べ1万m²を超える、メディカルモールや高齢者向け賃貸住宅で構成する複合施設の新築を計画している。現在は設計中で、施工業者は未定。2013年3月の着工を目指している。
親会社のメディカルシステムネットワーク(本社・札幌)が明らかにした。
市が跡地活用の事業者として公募提案型で選んだライフコートが09年12月に破綻。この事業計画に伴い設置された、特定目的会社のジェミニ合同会社から不動産信託受益権を購入し、14日付で不動産信託を解約した。取得額は13億223万5000円。
取得した土地の面積は3105m²で、ここに地下1地上11階、延べ約1万5000―1万6000m²の施設を構想。1―4階に複数のクリニックと調剤薬局、5―11階に高齢者向け賃貸住宅約70戸を配置する方向で検討している。
集積するクリニックについては、近隣のNTT東日本札幌病院などと連携し、「サテライトで出すという可能性もある」としている。15年3月の完成を予定しているが、市との協議によっては、早まる可能性もあるという。