県統計課は、毎月行っている勤労統計調査のうち、2月分の賃金・労働時間などの動きをまとめた(従業員5人以上30人未満、同30人以上)。
建設業の事業所規模別賃金・労働時間・雇用の動きは次の通り。
◇賃金の動き
事業所規模5人以上の賃金は、1人当たり現金給与総額が28万1100円で、前月に比べ1・0%増となったものの、前年比については7・7%減となった。
30人以上の事業所の現金給与総額は33万9427円で、前月比は1・8%増、前年比は0・1%減だった。
◇労働時間の動き
従業員5人以上の事業所での総実労働時間は171・2時間で、前月に比べ12・4%増となったものの、前年比については6・5%減少した。所定外労働時間は10・9時間と前月比7・9%増、前年比も21・1%増の伸びを示した。出勤日数は21・1日だった。
一方、30人以上の事業所の総実労働時間は171・1時間で、前月からは10・8%の増加。前年比では0・1%減だった。所定外労働時間は19・0時間で、前月比で8・0%増、前年比でも8・6%増加した。出勤日数は19・9日だった。
◇雇用の動き
従業員5人以上の事業所の労働者数は3万1747人で、前月比0・8%増。前年比は1・7%減だった。入職率は0・98%で、前年比0・38ポイント増加した。離職率は0・21%と、前年比で0・05ポイント減少した。
30人以上の事業所は9916人で、前月比で0・5%減少、前年比も1・3%減少した。入職率は0・15%と前年比0・86ポイント減と大幅な下落となった。離職率については、前年を0・20ポイント上回る0・66%だった。
提供:群馬建設新聞