建通新聞社四国
2011/06/14
【徳島】来年度から電子入札本格導入 小松島市
小松島市は、電子入札の導入について「徳島県電子入札システム」を共同利用し、2012年4月1日からの本格導入を目指すことを発表した。今後、準備を進め10月から12年3月まで一部案件で試行を開始する(この間は紙入札も可能)。
市では、入札事務の効率化と入札の透明性向上のため、電子入札導入を検討してきた。電子入札導入に伴い12年4月1日以降は、市の建設工事および建設工事に関するコンサルタント等業務の入札に参加するためには、▽インターネットの接続環境▽ICカードおよびカードリーダーの購入▽徳島県電子入札システムへの登録が必要となる。なお、すでに県の電子入札システムに登録している場合は、同一のICカードで入札に参加できる。ただし、県と市で年間受任者が異なる場合は、新たにICカードを取得する必要がある。
10年度の入札件数は土木工事24件、建築工事10件、舗装工事5件、電気通信工事5件、管工事1件、防水工事1件、機械設置工事4件、清掃施設工事1件、土木・建築・建築機械電気設備工事1件、委託業務40件など。
小松島市が県システムの共同利用を正式に発表したことで、12年4月以降は県内8市すべてで電子入札が稼働することになる。