建通新聞社
2011/06/13
【大阪】大阪市都市整備局 東住吉区役所・区民ホール耐震改修 建築工事を第3四半期発注
大阪市都市整備局は、2011年度の発注予定工事に東住吉区役所・区民ホール耐震改修その他の建築工事を追加した。建築A等級を対象に、第3四半期に発注。工期は2015年2月まで。4カ年の継続で施工する。
場所は大阪市東住吉区東田辺1−13−4。庁舎は1974年の完成。既存規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ7,816u。区役所部分は5,662u。東住吉区保健福祉センター(延べ1,223u)と東住吉区民ホール(延べ931u)を2階建てで併設している(76年建設)。耐震性能はIs値0.4と測定。
同庁舎は、出入り口部分が半地下のような形で「高齢者や幼児が使いにくい」という声がある。また、段差、障害者トイレ、防火区画など、現在の法律の基準を満たしていない部分も多い。耐震改修では、将来的な財政的な負担を抑えるため、利便性向上のほか、長寿命化を加味した総合的な整備を目指す。外壁の改修なども行う。
設計は高橋上田設計事務所(大阪市西区)が担当。