安城市は、市役所本庁舎補強計画作成業務を7月に委託する予定で、委託費430万円を6月補正予算案に盛り込んだ。
本庁舎は、1966年10月に鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ5167平方bの規模で完成し、ことし45年目を迎える。同市は15年前の96年に愛知県建築住宅センター(名古屋市中区)で耐震診断を実施し、その結果建物の耐震性能を表わす指標Is値が0・62だった。市は市庁舎が災害時には災害対策本部として機能させなければならないことから、Is値0・75以上を確保するための補強計画を策定する。
市では計画作成で求める内容を今後検討していくが、どのような補強方法があるのか2案程度をこの策定業務で求めたいとしている。補強が可能であれば、2012年度に詳細設計、13年度に工事着手を見込んでいるが、0・75以上が確保できないようであれれば、建て替えも視野に入れていくようだ。