建災防千葉県支部京葉分会(石神信夫分会長)の2011度通常総会が、船橋市のフローラ西船で開かれ、10年度事業報告及び収支決算報告のほか、11年度事業計画及び収支予算を全会一致で可決した。
議案審議に先立ちあいさつした石神分会長は、3月11日に発生した「東日本大震災」について、「当分会の管内においても、浦安市や習志野市などで、地盤の液状化現象により多くの家屋や道路、下水道等に被害が発生し、会員各位も地震発生直後から、連日のように復旧作業に出動していたと思う」と述べたうえで、「これらの復旧作業において、千葉県を含む1都9県では、死亡者7人を含む約120人もの死傷災害が発生した」と報告。
これらを踏まえて、災害復旧工事について氏は「常日頃の工事よりも迅速さが求められることから、船橋労働基準監督署から頂いた『災害復旧工事開始前点検表』を活用し、さらなるリスクアセスメントの実施をはじめ、安全教育や安全対策の実施・強化により、なお一層の労働災害防止に努めて頂きたい」と要請。
また、同分会では、東日本大震災により大きな被害を受けた浦安市と習志野市の両市長を訪ね、義援金を贈ったことを報告し、あいさつを結んだ。