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建通新聞社四国
2011/06/10

【香川】次期総合計画の素案を発表 県

 香川県は、2011年度から15年度までの5カ年を期間とする県次期総合計画の素案を発表した。「かがわ田園都市創造プラン(仮称)」と題し、交通ネットワークや地域基盤の整備・充実、防災対策、水の確保など15項目を重点施策とし、それぞれ数値目標を設定するなど5年間の取り組みを盛り込んだ。
 防災や基盤整備などのハード面の取り組みとして、現状(09年度)から整備の数値目標を組み込んだのは、県管理の地域幹線道路整備として国道4路線と県道11路線の総延長37・4`の整備率を27%(10・1`)から79%(29・6`)に整備促進。老朽ため池の累計整備個所数を3295カ所から年30カ所増やし3445カ所に、農業用水の基幹的用水路の補修を15`から35`に、幼稚魚の成育場として藻場造成面積を107f(10年度)から125fに、救急患者の増加に対応するためICU(集中治療室)を58床から75床に、県有施設の防災拠点施設の耐震化を85・6%から100%に、住宅の耐震化を72%(08年度)から90%に、津波・高潮対策として整備アクションプログラムにおけるT期計画の整備率を63%から100%に、市町の水道施設の基幹的な水道管1125`の耐震化として9・6%を13%に、県営水道の水道管304`の耐震化として13・3%を21%に、住宅用太陽光発電システム設置件数を7357件から2万件に、汚水処理人口普及率を66・2%から76%に、交通結節点でのパークアンドライド用駐車場駐車可能台数を1026台から1400台にそれぞれ引き上げる計画を盛り込んでいる。
 今後は8月下旬に最終案を取りまとめ、9月県議会に議案上程する方針。