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建通新聞社四国
2011/06/10

【徳島】320億余の補正案発表 県

 徳島県は、15日開会予定の6月定例議会に提案する6月補正予算案を明らかにした。補正額は320億3000万円。2011年度は4月に行われた知事選に伴い、当初予算を骨格予算で編成しており、「安全・安心」と「経済・雇用」への対策を重点的に肉付け。当初予算と合わせた現計予算は4558億8800万円で、10年度当初予算に比べ1・1%増となった。
 投資的経費は232億8926万円を補正し、当初予算と合わせて666億8626万円を計上。10年度当初比4・3%減となった。職業能力開発校整備事業、医療施設耐震化整備事業が大幅に増加する一方、国の公共事業の減少などにより、一般会計に占める構成比も10年度当初に比べ0・8ポイント低下。
 補正予算での投資的経費の内訳は、補助事業が126億3289万円、単独事業が13億2063万円、直轄事業が68億9758万円。当初予算との合算では、補助事業が400億7611万円で10年度当初比2・9%増、単独事業が113億4696万円で同比18・1%減となった。
 主な建設関連事業は次の通り(予算は当初予算との合算、▼は新規事業)。
 ▼緊急地震速報受信設備設置促進事業6400万円(県有施設等に緊急地震速報を受信できる設備を設置)▽中央テクノスクール(仮称)施設整備事業17億5955万円▽森林整備加速化・林業飛躍事業16億2810万円▼防災拠点(公園)の機能強化および耐震化検討3150万円(鳴門・大塚スポーツパーク「ポカリスエットスタジアム」の耐震改修等)▼住まいの安全・安心なリフォーム支援事業2億円(木造住宅の耐震化を推進するため簡易耐震化工事に併せ実施するエコ・リフォーム工事も補助対象とし支援)▼既存施設活用型道の駅モデル事業600万円(既存公共施設等を活用する道の駅基本構想をモデル的に策定)▽高校施設耐震診断・改修事業8億2586万円▽盲学校・聾学校整備事業3億0172万円▼県立学校避難所施設強化・充実事業1500万円(ろ過装置付き雨水タンクや自家発電設備等を南部の県立学校でモデル的に整備)▼板野警察署耐震改修事業1607万円▼企業局震災対策事業5070万円(施設の耐震化や防災資材備蓄倉庫の新築を実施)など