建通新聞社(中部)
2011/06/09
【三重】尾鷲庁舎車庫棟など4施設で順次耐震
三重県総務部は、地方庁舎の耐震化整備について、「尾鷲庁舎車庫棟」など4施設を対象に順次改修工事を行う計画だ。2011年度は尾鷲庁舎車庫棟、熊野庁舎車庫・倉庫・試験棟の2棟について設計および改修を実施、また四日市庁舎の厚生棟、南館棟について補強計画を策定する計画。
同事業は、5月27日に開催された県議会政策総務常任委員会で県側が示したもので、現在整備を進める伊勢庁舎建て替え(9月末完成)、尾鷲庁舎耐震化(7月完了)に引き続き、非木造で200平方b以上の付属棟などの耐震化の対象として挙げた。この4施設の耐震化で計画された施設整備が完了する。
尾鷲庁舎と熊野庁舎の対象施設の2棟は10年度に補強計画を実施した。尾鷲庁舎車庫棟は鉄骨造平屋495平方bで1974年建設。所在地は尾鷲市坂場西町1ノ1。
熊野庁舎車庫・倉庫・試験棟は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ533平方b。74年建設。所在地は熊野市井戸町371。なお、同施設では、外壁補修の設計を10年度に行っており、躯体の耐震化と外壁補修の一本化などの可能性も設計の中で検討していく。
四日市庁舎の厚生棟は鉄筋コンクリート造2階建て延べ819平方b。72年建設。同庁舎南館棟は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1480平方b。72年建設。所在地は四日市市新正4ノ21ノ5。