建通新聞社(中部)
2011/06/07
【三重】7市1町が一般競争を全面導入
三重県と県内の14市15町の市町を対象に、本紙調査による入札契約制度アンケートを4〜5月に実施した。今回は入札方式について、建設工事、測量設計などでの入札方式や規準額などに焦点を当てる。
2011年度に県、市町が施行する入札方式を見ると、小額の規準金額はあるが原則すべての工事、測量設計などで一般競争入札を導入しているのは、桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市、名張市、松阪市、伊勢市、菰野町の7市1町。また、工事、調査設計などで一般競争入札を導入しており、一定の金額の基準を工事、また調査設計の両方、またはいずれかで設けているのは、伊賀市、志摩市、木曽岬町となっている。工事に限定して一般競争入札を導入しているのは、県、いなべ市、亀山市、鳥羽市、尾鷲市、東員町、川越町、明和町、玉城町、紀北町。(東員町は現在、一般競争入札の対象拡大に向けて検討中)。また、御浜町は2億円以上の大規模工事で一般競争を適用している。
このほか制度として一般競争の基準を決めておらず、必要に応じて適用する市、町もある。(なお、原則一般競争入札を導入している県はじめ市町でも、緊急を要する工事などでは、指名競争入札や随意契約で対応している)