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建通新聞社(中部)
2011/06/02

【三重】県6月補正予で一般公共87億、県単81億

 三重県は31日、一般会計313億3891万円の6月補正予算案を公表した。公共事業の補正では、一般公共事業に87億円余、県単公共事業に81億円余などを計上し、投資的経費として228億円を増額した。東日本大震災を踏まえた防災・エネルギー対策では、障がい者や高齢者関係施設耐震診断補助、県単公共で橋梁耐震などの地震対策を行う。特別会計では流域下水道事業で9億3438万円を計上した。
 補正後の一般会計総額は6830億円で前年度比1・0%増、また補正後の投資的経費は、1088億円で同比0・9%減で、このうち単独事業は386億円で同比3・3%増となった。当初予算が骨格的予算編成となり、公共事業について、前年度予算の70%程度を計上したことから、これを増額補正するとともに、東日本大震災への対応、雇用・経済対策が主な柱となった。
 公共事業費を見ると、一般公共事業で、道路事業に36億8972万円、農業農村事業で15億1089万円、砂防事業で8億2977万円、森林山村事業で7億3785万円、河川事業で6億5095万円、農業農村事業で5億8494万円を増額したほか、大震災を踏まえた既存施設の緊急総点検に3億9040万円を計上した。国直轄事業負担金では、道路事業に54億6218万円、河川事業に10億1346万円を増額した。
 事業目的別で見ると、防災・エネルギー対策で、養殖施設災害復旧に3億5065万円、待ったなし耐震化プロジェクトに9600万円、障がい者福祉施設耐震診断補助に1480万円、高齢者関係施設耐震診断補助に3628万円、新エネルギー普及促進事業に6400万円を計上した。