建通新聞社四国
2011/05/31
【高知】7月にも公告 東石原トンネル建設
高知県土木部は、整備を進めている土佐町の国道439号東石原工区のうち、(仮称)東石原トンネル建設に向け、20億5000万円の債務負担行為を2011〜13年度の3カ年で設定している。本体工事は7〜8月に公告し、9月定例県議会での承認を予定している。
トンネルの概要は、延長736b、全幅9・25b(うち片側歩道1・5b)の2車線道路で規格は3種2級。NATM工法で進める。落札決定後、地元説明会を行い、11年度中にも工事着手予定で、早ければ13年度末に完成する。
同工区は、現道の幅員が5〜6bと狭く大型車の対向が難しい上、線形も悪いことから、バイパス新設および現道拡幅を計画。施工延長は約2400b、明かり部の全幅は11b(うち片側歩道2・5b)で、そのうち工区西側のバイパス新設を先行して進めており、トンネルより西側の延長420bでは、延長200bほどの舗装工を残すのみとなっている。
トンネルより東側の延長220bでは、14年度からトンネルの掘削土を利用した盛土に着手するほか、石原3号橋の下部工も進める。橋梁の概要は橋長30b、車道部幅員8・5b、歩道部幅員3・5bの単純非合成鈑桁橋となる。トンネルを含めたバイパスは16年度までの供用開始を目指す。
17年度以降は、工区東側の延長1000bほどで現道拡幅を進める。