千葉市はこのほど、市街地整備にかかわる社会資本整備計画「JR千葉駅前広場の再生」を公表した。2011年度から15年度までの5年間を計画期間として、基幹事業として千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業、関連社会資本整備事業として北口階段の整備、効果促進事業としてバス・タクシー乗り場のシェルター整備およびモノレール連絡通路の整備を進める計画で、全体事業費は基幹事業19億2000万円、関連社会資本整備事業3億3800万円、効果促進事業5億6000万円の合計28億1800万円を見込む。
千葉駅西口地区第二種再開発事業については、特定建築者となった大成建設・ロイヤルリースJVがA街区の3棟の再開発ビルの建設と保留床の処分を進めることになっており、秋に着工する。
再開発ビルの規模は、A1棟がRC造地下1階地上11階建て延べ約1万600u、A2棟がRC造地下1階地上14階建て延べ約9700u、A3棟がSRC一部S造地上11階建て延べ約5700u。
また、関連社会資本整備事業として実施する北口階段整備や効果促進事業として実施するモノレール連絡通路の整備等により、西口、北口、東口各方面相互の歩行者アクセスの改善をはかるほか、JRとモノレールの乗り換えにかかる所要時間を現在の82秒から32秒に短縮するなど、目標年度の15年度末で1日当たり21万5000人の乗降が見込まれるJR千葉駅の乗降者の利便性向上をはかる。