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建通新聞社四国
2011/05/24

【愛媛】設計を四国建築設計 砥部消防署改築

 西予市は、三瓶小学校校舎改築計画について、将来起き得る可能性のある津波被害を想定し、新校舎の屋上に児童と教職員が避難できるように設計変更を行っている。
 設計変更では、普通教室棟の屋根の一部を陸屋根にし、特別教室棟と合わせて約320平方bの避難スペースを屋上に確保。300人規模が緊急避難できるようにする。
 計画当初では、校舎改築に伴い第1四半期に仮設校舎建設、第2四半期に現校舎の解体、第3四半期中に本体工を一般競争入札で発注する方向で準備が進められていたが、市では設計変更に加え建築資材が調達できるか不透明な要素もあるため、本体工の発注時期が遅れる可能性もあるとしている。
 新小学校の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4800平方b。設計は鳳建築設計事務所(松山市)が担当。
 仮設校舎の規模は、同造2階建て延べ約1950平方b。現校舎の規模は管理・教室棟が同造3階建て延べ1623平方b、教室棟が同造3階建て延べ1553平方b、渡り廊下棟が同造3階建て延べ300平方bと鉄骨造2階建て延べ136平方bの2棟。解体設計は、和気忠孝設計事務所(西予市)が担当。当初予算には事業費約7億3000万円余を計上している。