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建通新聞社四国
2011/05/24

【高知】9月までに実施設計者 新弓道場整備

 高知県教育委員会スポーツ健康教育課は、高知市高嘯ノ高知市が整備する弥右衛門公園内に新弓道場を建設するため、9月までに公募か指名型プロポーザル方式で実施設計者を決定する予定。
 現在の弓道場は、利用人数に比べ施設が手狭で過密状態にある。そのため、多くの選手を一度に受け入れることができず、強化練習は県外に出向いているのが現状であり、2002年のよさこい高知国体の際には仮設施設で開催した。
 新弓道場の敷地面積は4000平方b以内となり、8月ごろに造成工事を発注する。L型擁壁とブロック擁壁を設置し、約1万6500立方bの土量を想定、工事費は2300万円ほどとなる。
 建物は、鉄骨造平屋一部2階建てで、長さ70b弱、幅50bほどとなる。1階には、5人立2面の近的場、3人立2面の遠的場などの射場施設、2階は選手控室や会議室となり、防災機能を擁する公園内に建設することから、災害時には100人程度の一時避難所となる。建設本体工事は12年度に発注し、同年度末までに完成させる予定で、13年10月に高知で開催する全国健康福祉祭「ねんりんピック」に備える。
 新弓道場の完成により、全国規模の大会や県外チームの合宿の誘致が可能となり、競技の普及振興や競技力の向上が期待できる。