建通新聞社四国
2011/05/20
【愛媛】来月めどに発注 県立学校2校の施設改築
愛媛県は、県立学校校舎等整備事業として2011年度に宇和島南中等教育学校と、みなら特別支援学校の2校の施設改築を計画しており、順調に行けば6月ごろをめどに発注する考えだ。両施設とも事業費は10年度12月補正で予算化されており、繰越事業として整備する。
宇和島南中等教育学校(宇和島市文京町)は、新しく鉄筋コンクリート造3階建て延べ1671平方bの特別教棟を建設する。1965年に建設された同造3階建て延べ約1689平方bの既存の第4教棟と同造2階建て延べ77平方bの渡り廊下、付属施設などを解体して整備する。解体工については17日付で公告、6月3日に開札する。設計は連合企画設計(松山市)が担当。
みなら特別支援学校(東温市見奈良)では、中学部のすべてのクラスルームと特別教室、高等部の特別教室の一部を併せた木造2階建て延べ約1700平方bの新施設A棟を建設する(1階に教室、2階に特別教室)。施設は72年に建設され、老朽化に加え、耐震性能が不足している鉄筋コンクリート造2階建て延べ902平方bの第5教棟、渡り廊下など解体し、第5教棟の跡地付近に整備。将来撤去を予定している同造3階建て延べ926平方bの第7教棟の機能とを集約した施設とする方針だ。設計は愛媛建築研究所(松山市)が担当した。