千葉県建設業協同組合連合会(石井良典理事長)の第34回通常総会が17日、千葉市内のオークラ千葉ホテルで開かれ、10年度事業報告及び収支決算、剰余金処分、11年度事業計画及び収支予算、賦課金徴収方法などを全会一致で可決した。
議案審議に先立ちあいさつした石井理事長は、3月11日に発生した東日本大震災に言及し、「県内でも甚大な被害を受けた地域がある。被災された組合員とその家族の皆さんには、心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い被災地の復興と皆さんの心身の健康をお祈りする」と弁。
「そのうちの一人が自分であり、建設業を営む自分が被災者になるとは夢にも思わなかった」と明かした氏は、「しかしそのさなかでも、弊社の職員はもとより各地区の皆さんも、我々建設業に課された使命として、第一義で地域のインフラの復旧に努めてくれた」と述べ、建設業の誇りを示すとともに感謝の意を表した。
ちなみに、千葉県建設業協同組合連合会では、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県に対し、千葉県中小企業団体中央会を通じて義援金12万円を贈った。