建通新聞社四国
2011/05/17
【香川】今月から順次発注 西打井堰建設や護岸工
香川県河川砂防課は、本津川高松工区の河道拡幅に伴い2011年度には西打井堰建設や護岸工を5月から順次発注する。西打井堰は上・下部工に分割し、下部工は技術提案型の総合評価方式で近く発注する。護岸工は300bを数工区に分けて発注する。工区数は今後、検討される。
県は、11年度事業費として当初予算に6億8800万円と西打井堰建設費として5億5000万円を限度とする12年度の債務負担を承認している。
本津川の河川改修は、高松市飯田町、鬼無町の高松工区と同市国分寺町の国分寺工区で整備推進が図られており、高松工区の約1200bは緊急対策特定区間として、09年度から13年度までの5カ年で整備を進めている。区間内の橋梁架け替えや堰堤などの鋼構造物整備は西打井堰が最後となる。
西打井堰の概要は鋼製起伏堰、径間26・7b、2径間、堰高2・9b、魚道が堰下流部斜路工高さ80a。小型水門がラック式開閉、スライドゲート1門。設計は香川設計センター(坂出市)が担当した。
県では11年度総額14億3800万円の事業費を確保して整備推進する方針だが、現在、国からの補助内示は、西打井堰建設費のみとなっており、県では今後も追加補助を要望していく。
護岸整備は10年度からの繰り越し予算により、整備する。