建通新聞社
2011/05/11
【大阪】大阪府警本部 福島警察署移転改築 基本計画を東急設計コンサルタントに
大阪府住宅まちづくり部は、福島警察署の改築に向けて、基本計画を東急設計コンサルタント大阪支店(大阪市北区 )に委託した。落札金額期は400万4,000円。2012年3月16日までの納期で作成。12〜13年度で基本・実施設計を行い、14〜15年度で建設する計画だ。
計画規模は鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造延べ約5,000u。基本計画の委託先は総合評価一般競争入札で選定。予定価格は548万6,000円だった。33者が入札参加を表明し、22者が辞退または不着。残る11者のうち、技術審査資料を提出した6者による競争となった。東急設計コンサルタントの入札金額は6者中3番目に安い札。技術評価点で最も高い117.6点を獲得。総合評価点は2番目だったが、書類などを審査の結果、委託先に決定した。
現福島警察署の隣接にある福島区役所跡地(敷地面積約2,000u)に移転改築する計画。福島区役所は07年10月9日に道を隔てたジャスコ跡地に移転し、旧施設の敷地は更地となっている。場所は大阪市福島区吉野。
福島警察署は1964年築の施設で、現存府下警察署の中では3番目に古い。老朽・狭あい化の著しく、耐震性能も低い(Is値0.4)。また、附属庁舎については建築部材の素材が劣悪であり、現在の工法では耐震化改修工事が不可能である上、署敷地内には耐震性の低い廃寮も共存していることから、安全面にも支障があり、効率的な警察活動と府民サービスに支障が生じている。
このため、改築を検討していたところ、大阪市から福島区役所跡地を無償貸借するとの申し出があり、これを移転改築先として、計画を具体化することとした。建て替え整備により、警察機能と府民サービスの充実を図る。
移転先となる福島区役所跡地の敷地は約2,000u。現福島警察署の隣接。福島区役所は07年10月9日に道を隔てたジャスコ跡地に移転し、旧施設の敷地は更地となっている。