建通新聞社四国
2011/05/10
【愛媛】設計など来月外注 西条市庁舎増築・改修
西条市は、庁舎増築と現庁舎の耐震改修に向け、2011年度に敷地測量と地質調査、庁舎実施設計に着手する。6月ごろにも業務を外注する考えで、11年度中に完了させ、順調に行けば12年度から2カ年で増築と改修工事を行う方針だ。当初予算には委託費約8000万円を計上している。
計画によると、増築する庁舎は鉄筋コンクリート造7階建て延べ約9742平方bの施設。市役所本庁舎(明屋敷)北側の来庁者用駐車場スペースに建設するもので、現在の本庁舎(同造地下1階地上7階建て延べ7258平方b)は、耐震改修を実施する。また、増築と耐震改修が完了した後、14年度に本庁舎前の庁舎別館(同造地下1階地上5階建て延べ6390平方b)を取り壊す予定で、跡地を駐車場として整備する考えだ。庁舎建設に伴う敷地測量は約9800平方b、地質調査はボーリング径66_・延長25bとなっている。
新庁舎建設については、10年12月に市議会新庁舎問題調査特別委員会が「現在の本庁本館を利用し別館を解体。不足部分は増築する」とした代替案を発表。これを受け市では、代替案に沿った形での整備を進める。概算事業費は、増築工事費が33億3200万円、本館改修費が3億円、設計・備品費が2億2800万円の計39億9000万円を見込んでいる。
同委員会では、一般会計基金の積み立てなどで対応可能としており、市は10年度3月補正予算に庁舎整備基金積立金10億円を計上している。