北海道建設新聞社
2011/05/10
【北海道】余市葡萄酒醸造所がリニューアルへ−日本清酒ら
日本清酒(札幌市中央区南3条東5丁目2、白髪良一社長)と、乳製品製造などのノースプレインファーム(興部町北興116の2、大黒宏社長)は、レストランなどを新築する余市葡萄酒醸造所(余市ワイン工場)のリニューアルを主体、設備一括して福田組と坂本建設に依頼し、着工した。
日本清酒は1974年、ワイン用ブドウ生産の適地と言われる余市町の黒川町1318の1にワイン工場を建設し、醸造を開始。道産ワインとして親しまれている。
低価格の輸入ワインのシェアが高まっている中で、人気回復を図るため、生キャラメルやチーズなどの乳製品、肉製品の製造販売や農場直営レストラン(旭川、横浜)の運営で実績がある、ノースプレインファームと連携し、施設をリニューアルする。
約1万m²の敷地内に、いずれもW造、平屋建てのレストラン(延べ317m²)と、ギャラリー(同274m²)、売店(同82m²)の計3棟を新築する。
レストランでは、まきを使った石窯で焼くピザやノースプレインファームで製造したチーズ、肉製品を提供し、ワインを堪能してもらうほか、ギャラリーには道内の著名な画家による絵画などを展示し、無料開放する。
売店ではワインのほか、日本酒や乳製品を販売し、町内のブドウ契約農家が生産した農産物の直売所も設ける。
設計監理は横河建築設計。7月末の完成、8月のオープンを予定している。