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建設経済新聞社
2011/04/28

【京都】新資料館整備基本・実施設計 コンペ方式を採用 5月中の公告目指す

 京都府は、老朽化や提供機能の変化に伴い、総合資料館を府立農場敷地東側に建替える新総合資料館(仮称)に係る基本設計・実施設計について、コンペ方式を採用し、5月中旬頃の公告を予定している。順調に契約に至れば、履行期間としては、23年度末までを見込んでいるため、工事発注については24年度夏以降が予想される。
 新総合資料館は、現在の総合資料館(京都市左京区下鴨半木町1−4/RC造一部S造地下1階地上4階建、延約1万3743u/昭和38年開設)の老朽化や提供機能の変化に伴い、抜本的な対応策として検討を進めていた。府が事業を推進している北山文化環境ゾーンの主要機能の一つで、隣接する府立大学の文学部や図書館との機能連携により、文化・環境・発信拠点として整備する。
 建設地は、現施設に隣接する京都市コンサートホール南側の府立大学敷地内。実験農場として利用されている府有地で、計画規模はRC造地下1階地上3階建、延約2万4000u。内容は@国際京都学センター設置による全国的・国際的交流と情報発信A総合資料館機能の充実として、京都に関する資料の収集・保存・提供、研究・学習・教育支援、公文書館機能B府立大学文学部・附属図書館との機能連携として資料館と大学図書館の閲覧提供のワンフロアー化―の各機能を収容するほか、次世代の教育支援やネットワーク機能の強化、生涯教育の支援などを盛り込むことも考えられている。