建通新聞社
2011/04/27
【大阪】府警本部 24待機宿舎再整備へ 整備手法検討でプロポーザル
大阪府警察本部は、府内24カ所の待機宿舎について、再整備計画の策定を開始する。このために、「大阪府警察待機宿舎整備手法検討」の委託先を公募型プロポーザルで選定。22日に募集要項を公表し、28日に説明会を開催(申し込みが必要)。5月17日に参加表明書などを受け付け、6月1日に技術提案書などの提出を受ける。6月上旬に最優秀提案者を決定。6月中旬に契約を締結する予定だ。
審査は2段階で行い、実績・実施体制の高い上位5者が2次選定に進み、技術提案などを行う。提案は、@宿舎整備手法(PFI含む)A具体的な附帯事業施設、導入実現可能性B事業の市場調査の方法・範囲C業務の工程計画−など。業務委託料は、1,428万円の範囲内。
プロポーザルへの参加は単独またはグループで、大阪府の測量・建設コンサルタント等業務の競争入札参加資格者。
委託する検討業務では、建て替えに当たって民活などの整備手法を検討し、最適な手法を提案。概算工事費の算出とスケジュール策定を行う。
再整備の対象となる24カ所の待機宿舎は、「建て替え予定地7カ所」「売却等活用地8カ所」「建物撤去9カ所」に分類して検討。
「建て替え予定地」では、、単身寮は居室面積24uで計380室を、宿舎は居室面積64uで計407戸を建築する計画。宿舎完成時期は、入居者確保の観点から前期、中期、後期の3グループに分け、1カ年ずつ後年にずらす。「売却等活用地」では、8カ所を建て替え事業に組み込んで活用などを検討。「建物撤去」の宿舎は、借用地であるため既存建物を撤去する。
プロポーザルに関する問い合わせは、大阪府警察本部総務部施設課待機宿舎施設係まで。