建通新聞社四国
2011/04/22
【愛媛】A等級は土木204建築58 県内業者格付
2011・12年度の県工事に係る県内建設業者の業種別格付け結果(入札参加資格申請の定時受け付け分)が出そろった。内訳は、土木一式のA等級が204者(09・10年度定時比1者増)、B等級が181者(同17者減)。建築一式はA等級58者(同9者増)、B等級54者(同14者減)などとなっている。全体の格付け対象者数は、28業種で4562者と、09・10年度定時に比べ296者減少となった。新格付けは4月1日から適用されている。
県の等級格付けは、経審点数や技術力向上、表彰受賞歴、地域貢献度、不当要求防止活動といった14項目ある加点要素を数値化して算出する「加点評点」から、入札参加資格停止措置と建設業に基づく監督処分の2項目の減点要素を数値化した「減点評点」を差し引いた総合数値で決定している。
県は、格付けにあたり、より適切に評価する観点から加点、減点方法など見直しを行っているが、今回、注目する見直しとしては、加点要素の「地域貢献度」と新たに項目に加えた「不当要求防止活動」があげられる。具体的には、地域貢献度は従来に加え、新たに雇用者数1人につき、0・5点を加点(上限20点)するよう見直した。また、不当要求防止活動については、07年4月〜10年10月までの間に、県暴力追放推進センターが行う不当要求防止責任者講習の受講者が在籍している場合(入札参加資格審査日現在まで)には10点を加点することとした。格付け総合数値による格付け基準の変更はない。
業者ごとの等級などは、県ホームページ「えひめの土木」の発注情報コーナーに掲載している。