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建通新聞社(静岡)
2011/04/15

【静岡】沼津市 静浦地区一貫校 設計を資質評価で

沼津市は、(仮称)静浦地区小中一貫校建設について、基本・実施設計を公募型プロポーザル(資質評価)方式で公告した。きょう15日までに質問を受け付け22日に回答する。応募書類の参加申込書を25日から27日に受け付けて、5月16日に第1次審査を行う。結果公表は17日を予定する。
 応募書類では参加申込書、業態実績調書を求めるほか、短期的に複数の設計事業者の資質と能力を審査する資質評価方式のため、「業務の取り組み方針」、「施設に対する基本的な考え方」(様式は市のホームページからダウンロードする)を提出し、審査に臨む。
 第1次審査では5者程度に絞り、5月30日に行う第2次審査(ヒアリング)で最優秀者、優秀者、準優秀者を各1者選定し、6月1日に公表する。業務委託契約は6月6日を予定する。
 契約後は、市の監督員および市が指定するアドバイザーと綿密な打ち合わせを重ねて設計を進める。設計期間は2012年3月30日までを予定。発注予定金額は8000万円程度(税込み)、概算事業費は仮設校舎の移設や既存校舎・プールの解体、プールの再整備などに係る費用を除いて25億円程度。
 応募資格は、応募者は単体企業または複数の企業で構成する共同企業体で、一級建築士事務所登録を行っており、建築意匠設計者、建築構造設計者、電気設備設計者、機械設備設計者が在籍すること。書類は持参で、教育委員会教育企画室に提出する。
 11〜12年度に新グラウンド部分の用地造成を進め、校舎建設は12〜13年度の2カ年事業で行う見通し。開校は14年4月を予定している。施設一体型小中一貫校は、新築では県内公立学校で初となる。
 新校舎は獅子浜17の静浦小学校敷地内グラウンド内に建設を予定する。敷地面積は1万3428平方b(地区センター敷地面積を含む)。校舎等の規模は延べ面積で8600平方b程度。クラス数は一学年1〜2クラスの全学年で14〜15クラスになる見通し。市が取得している同小学校南側、獅子浜3ノ1の1万6288平方bの敷地は新グラウンドとする。
 学年区分は4・3・2年制とし、9年間の連続性を生かした教育課程などを基本コンセプトとしている。


建通新聞社 静岡支社