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建通新聞社四国
2011/04/12

【愛媛】秋ごろ施工者選定 愛媛生協病院の新病院

 愛媛医療生活協同組合愛媛生協病院(松山市来住町1091ノ1)は、現病院の北側敷地へ新病院建設を計画している。具体的なスケジュールは、6月に開く総代会で基本設計、経営計画、組織建設計画を最終確認した後となるが、順調に行けば上半期中に実施設計を進めるとともに、秋ごろをめどに施工者を選定する考えだ。
 新病院の計画規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ約4300平方b。病床数は現在と同じ80床を予定している。2012年1月ごろから着工し、同年12月の完成を目指す。建設地は、別館北側の敷地(現在は駐車場)で、10年に病院北側の国道11号に接する土地約1350平方bを取得、駐車場用地として確保している。基本設計は大建設計工務(松山市)が担当した。
 また、新館の完成後には、手狭となっている現病院施設(1986年に開設)のリニューアルも併せて検討しており、新病院建設に伴い、地域の健康づくりや、まちづくりセンターとして整備を進めていく方針だ。現在の病院は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3054平方bの本館と同造2階建て延べ996平方bの別館で構成されている。
 ただ、病院側によると、今回の東日本大震災の影響で、一部建設資材の不足などが指摘されていることもあり、整備計画については現段階では流動的としており、今後の需給状況や社会情勢を含め対応する方針で、6月の総代会で最終的な方向性を出すもようだ。