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　国土交通省四国地方整備局は、２０１１年度事業予算概要を発表した。四国関係の配分額は事業費ベースで直轄１０５１億円、補助・交付金１１２３億円の計２１７４億円。直轄事業の県別配分額は示されていないが、高知県内の直轄事業では、新規に南国安芸道路の芸西西ＩＣ〜安芸西ＩＣ（仮称）間の調査設計に着手する。継続事業では高知南国道路や大山道路、物部川野市個所で高水敷造成、須崎港湾口地区津波防波堤の整備推進などを行う。一方、高知県内への補助・交付金配分額は２７０億６６００万円。
　今回、新規事業は道路関係で南国安芸道路芸西西ＩＣ〜安芸西ＩＣ（仮称）の調査設計に着手する。同区間は芸西村西分の芸西西ＩＣから東に芸西東ＩＣ（仮称）を経て安芸市馬ノ丁の安芸西ＩＣ（仮称）に至る延長８・５�`。11年度事業費は１億円。その他の新規個所は、国道56号市野々歩道（土佐市）で調査設計推進、国道56号久保宇津歩道（須崎市）で調査設計・歩道工事推進、国道56号古市交差点（四万十町）で調査設計・改良工事を行う。
　継続事業の道路関係では、12年度開通予定の四国横断自動車道窪川ＩＣ（仮称）までの整備に47億４４００万円。国道55号高知南国道路には32億４０００万円、南国安芸道路に36億４０００万円、大山道路に５億円を配分。国道32号高知西バイパス整備に33億９６００万円、国道56号土佐市バイパスに15億７６００万円、片坂バイパスに15億７０００万円、大方改良に５億９５００万円、中村宿毛道路に12億８０００万円がそれぞれ配分された。
　河川関係では一般河川改修で、物部川山田個所堤防計画検討等諸調査と野市個所高水敷造成などに１億２７００万円。仁淀川加田個所堤防計画検討等諸調査、新居個所用地補償・護岸、高潮右岸個所高潮堤に６億２２００万円、四万十川不破個所築堤・用地補償に８億２７００万円を配分。総合水系環境整備事業では四万十川自然再生に１億７２００万円。11年度は「ツルの里づくり」を目指し、間個所の湿地再生などを推進する。
　港湾・空港関係では、高知港三里地区に13億６０００万円、須崎港湾口地区に４億２２００万円、宿毛湾港池島地区に２億２０００万円、室津港室津地区に２億９０００万円を配分、防波堤などの整備を促進。高知空港には２億４１００万円、エプロン舗装改良を継続する。
　11年度に完了予定が波介川床上浸水対策特別緊急事業、一般国道33号旭町沿道環境改善（高知市旭町１丁目）の延長４００�b、国道56号土佐道路、国道56号白浜歩道となっている。