トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

福島建設工業新聞社
2011/04/07

【福島】応急仮設住宅建設/県内建設業者を公募/11日に要件公表

 県は、避難生活が続く住民への住宅対策の一つ、応急仮設住宅建設のうち約4000戸分について、県内に本店を置く建設事業者等を対象に公募する。11日に県ホームページで要件を公表。同日から18日まで募集を行い、早急に事業者を決定し7月末までには供給する考えだ。
 早期供給促進と県産材、県内企業活用が主眼。詳細は現在、詰めているが、戸当たり住宅の面積や部屋数、標準仕上げ、費用など必要最小限の要件を明示し、これに沿った形で、供給予定の図面、供給戸数、資材・機器確保やアフターサービス体制、使用後の解体までを含めた提案の中から選定する。選定される建設事業者の数は決めていない。応募については単体企業のほか団体、資材や生産企業とのコンソーシアムなどの形態でも可能で、構成員が建設業許可を有していればよい。
 県内企業の活性化、県産材の活用が目的のため、これらへの対応といった観点が重視されるとみられる。また短期間に大量の供給が必要となるため、実績も含めしっかりした実施体制を持つ事業者に依頼したい意向。
 事業者選出に当たっては外部も含めた委員会を設置し審査を行う。公募を掲示するHP上のページは未定だが、トップページからもリンクを貼るなど、分かりやすくする予定。
 現在、仮設住宅建設については、震災前に協定を結んでいたプレハブ建築協会が当たっているが、県建設業協会、県建築大工業協会も両団体で2000戸規模を支援する意向を示している。∧2面に関連記事∨