建通新聞社四国
2011/04/05
【香川】土木一式Aは30点引上げ 県内業者格付け
香川県土木監理課は、2011年度の入札参加のための県内業者の等級格付けを4月1日に発表した。格付基準となる総合点数の配点は、土木一式工事のA等級が昨年度の1010点から1040点に引き上げられ、6業者減少した。建築一式工事A等級の配点は10年度と同じだが、B・C等級で変更されるなど、ほか工種でも微増減している。4月1日から適用されている。
県の等級格付けは、経営事項審査のP点と技術評価点数の合計で算出した総合点数により決定しており、P点が8・5に対して技術評価点が1・5のウエートを占める。技術評価点数では技術職員数などの技術力、工事成績、指名停止などの法令違反など、ISO取得、機械・運搬具などの保有などを数値化して加算している。
新格付けに伴い、過度の等級間異動を防ぐ観点などから等級格付けの基準となる総合点数の配点見直しを行っており、等級別・工種別に微増減している。
11年度に入札参加資格を得たのは、土木一式工事で681業者、10年度より33業者減少しており、A等級で6業者減、B等級で2業者減、C等級で25業者減となっている。
建築一式工事の資格者は263業者で、A等級が1業者減少している反面、B等級では3業者増加、C等級で18業者減少となっており、全体で16業者減少している。
ほか業種の資格取得業者は、「水道施設工事」と「とび・土工・コンクリート工事」でそれぞれ28業者増と大幅に増加している。