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建通新聞社四国
2011/04/01

【徳島】本年度から2カ年で 勝浦中学校改築

 勝浦町は、2011年度から2カ年で勝浦中学校校舎改築に着手する。このため11年度当初予算に事業費約8億8000万円を計上。4月から仮設校舎の設置に取り掛かり、既存校舎解体を経て、12月ごろからの新校舎建築を目指す。総事業費は約14億7000万円を見込んでいる。
 既存校舎跡地に建設する新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ3561平方bで武道場(同造平屋270平方b)を併設。内部は、1階に校長室、職員室、特別支援教室、図書室、コンピュータ教室、2階に普通教室5室、少人数教室、多目的スペース、理科・音楽・英語・美術室などを配置する。また、グラウンド西側には屋外部室(木造平屋108平方b)、正面玄関付近に135台分の駐輪場を整備する。
 基本的に、内装材・家具などに木材を採用。普通教室・多目的スペースを勾配屋根にすることで、南北からの採光も可能となり、自然採光・自然通風を積極的に促す計画としている。また、階段上部に位置する3層吹抜のエコシャフトは、レベル差を利用し煙突効果による上昇気流を生み出し、普通教室群全体の換気を促進する機能を持つ。
 既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3833平方b。建築から40年以上が経過し、老朽化も進んでいることから改築が計画された。
 今後のスケジュールは、4月から7月にかけ仮設校舎設置などを行い、9月から11月に既存校舎解体等、12月から12年8月に新校舎建築、同年9月から13年1月ごろまで仮設校舎解体や外構などを整備し完成を目指す。設計は大建設計(大阪府)が担当。所在地は久国字久保田。