北海道建設新聞社
2011/03/28
【北海道】道内でコンパネの入手困難に−被災地への搬入優先
道建設部は、東日本大震災の影響による道内土木資材の供給状況を25日正午時点でまとめ、公表した。コンクリート型枠合板(コンパネ)などは道外からの入手が困難としている。
建設物価調査会や経済調査会、各資材関係団体からの情報を受け、同部がまとめたもの。25日時点で、コンパネや合板は、被災地への搬入を優先しているため、道外からの入手が困難な状況になってる。
アスファルト合材の原料となるストレートアスファルトは、最大手のJX日鉱日石エネルギーの東北・関東地方の精油所が被災しているため、影響が出る可能性を指摘している。
鉄鋼は、道内工場に問題はないものの、新日本製鉄釜石製鉄所、住友金属工業鹿島製鉄所の休止などで入荷予定が立たない所も出ている。今後の鋼材の納入先は被災地が優先され、道内工事には遅延の懸念もあるとしている。
燃料類は、道内では不足の状況は見られず、今後さらに改善されていく見込み。