建通新聞社四国
2011/03/25
【徳島】新研究所建設を計画 富士製薬
富田製薬(鳴門市瀬戸町明神字丸山85ノ1)は、本社に隣接する工場敷地内で医薬品原薬等の新研究所建設を計画している。また、徳島工場内において工業薬品原薬の製造工場を増設する。ともに5月ごろの着工を目指している。
新研究所の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3500平方b前後。内部は、地下1階から地上4階までに研究所を設置し、製薬・化学原料市場のグローバル化を視野に入れ、研究・開発部門を強化する。操業は2012年3月ごろを予定。投資額は約10億円。徳島県は、「県企業立地促進補助金交付要綱」に基づき補助金の交付を決定。同補助金は、企業立地を推進し、県民に安定した雇用の場を提供し、併せて本県の均衡ある発展を図るために、企業が県内に工場等を設置する事業に要する経費に対して支援するもの。
徳島工場内に増設する製造工場の規模は鉄骨造平屋約450平方b。計画によると投資額は約2・8億円、3、4人程度の新規雇用を見込んでいる。12年4月をめどに操業を開始する予定。
建設地は徳島市川内町加賀須野(今切工業団地内)。