福島建設工業新聞社
2011/03/16
【福島】東北地方太平洋沖地震/被災建築物応急危険度判定開始
11日午後2時46分ごろ、本県を震度6強の大地震が襲った。宮城県北部で震度7を記録した今回の巨大地震は、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)9のわが国観測史上最大規模のもので、「東北地方太平洋沖地震」と名付けられた。
被害は岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、東京と広範囲に及ぶ大惨事となった。
地震直後に、ところによっては高さ10mを超す大津波に見舞われ、海岸沿いの市町村は壊滅的な被害となるなど、多くの犠牲者を出した。
県は12日、佐藤知事を本部長とする災害対策本部を設置し、被害状況を把握するとともに、新地町などに官民の専門家を派遣して被災建築物応急危険度判定を開始した。
一方、県建設業協会も福島市の同協会事務局に災害対策協力本部を立ち上げ、県に協力を申し出るなど建設産業界も対応に乗り出した。