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建設経済新聞社
2011/03/16

【京都】小学校・保育所複合化第2弾 老朽化の開田保育所 神足小敷地へ移転検討

 長岡京市は、神足3丁目の神足小学校敷地内での保育所施設の整備について、23年度から本格的な検討に入る。実現すれば、小学校敷地内に保育所を整備する複合化は長岡第七小学校でのケースに続き2例目となる。
 市は学校施設の耐震化事業にあわせて、小学校施設と保育所等の複合化を検討し、その実現に向け取り組む考えで、全面改築工事を終え、このほど新校舎等で授業が始まった長岡第七小学校と同校敷地内に24年度開園予定の民設保育所が小学校と保育所の複合化の最初のケースとなる。
 約450人の児童が通学する神足小学校(長岡京市神足3丁目2−1/敷地面積1万9910u、校舎RC造4757u+S造ブロック298u、屋内運動場RC造921u、プール375u、給食室RC造166u、留守家庭児童会施設プレハブ造90・7u等)では、南西棟(昭和40年築。2階建、延638u)・南東棟(昭和46年築。3階建、延1403u)・北西棟(昭和49年築。3階建、延1072u)・北東棟(昭和53年築。3階建、延1644u)の耐震化を今後控えており、このうちIs値が0・30の南西棟・南東棟は25年度以降に工事を予定する。学校施設の耐震化工事にあわせ、市は老朽化等のため抜本的な対策が必要とされていた昭和27年築の木造園舎の開田保育所(長岡京市開田3丁目3−2/受入可能人数139人。保育可能な部屋数12室)の移転を検討。小学校敷地内に保育所を整備する複合化を図る考え。
 市は23年度から複合化に向けた本格的な検討に入り、基本構想を策定する。耐震化が必要な神足小の南西棟・南東棟を改築し保育所との一体的な施設を整備する案や、長岡第七小のケースのように学校敷地内に別棟の保育所を整備する案など複数の案を検討していく。市は23年度当初予算案に小学校施設耐震化事業・小学校耐震化工事基本計画委託料として638万円を計上している。
 23年度の基本構想策定を踏まえ、24年度に実施設計を行い、25年度以降に工事を予定する。