建通新聞社四国
2011/03/15
【愛媛】移転新築を計画 八幡浜総合病院
八幡浜市は、老朽化した八幡浜総合病院(大平1番耕地)について、北浜1丁目の北浜公園に移転新築する計画だ。予算規模は総額60〜70億円を見込んでおり、2013年度にも着工したい考え。
施設構想では、流動的だが6階建てを想定。敷地内には立体駐車場を建設する。移転先の面積は9200平方b。
現在の病院は病床数が312床。施設は老朽化が著しく、救急医療に対応できないなど、地域医療の拠点としての役割も不十分なものになっている。新施設では220床程度に減らし規模を縮小するほか、現在の17診療科体制も縮小を考えている。病院移転新築には交付金のほか、起債による資金借り入れも必要とし、経営面の改善や医師の確保などさまざまな課題を移転新築後の現施設の利用方法も含め、今後検討を重ねていく。
現施設は、▽第1病棟─鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ8203平方b▽第2病棟─同造地下1階地上5階建て延べ3250平方b▽外来診療棟─同造3階建て延べ3435平方b▽中央診療棟─同造3階建て延べ632平方b▽CT棟─同造地下1階地上1階建て延べ356平方b▽立体駐車場─同造3階建て延べ5240平方bで構成している。