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建通新聞社四国
2011/03/11

【徳島】下期にも本体工 三好病院高層棟改築

 徳島県病院局は、三好病院高層棟改築等事業について2011年度下期にも本体工に着手する予定で準備を進める。また、現在、改築工事を行っている県立中央病院内にある看護学校の解体も計画。着工時期については今後、協議し決定していく。
 高層棟の改築規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造または鉄筋コンクリート造。階数は6階程度。延べ床面積は1万3500平方b以内。病床数は220床。現地敷地内での改築が決定しており、基本・実施設計を日総建・宮建築設計JVが担当し進めている。既存の低層棟等については、高層棟改築後も新設(高層棟)と一体となった施設利用ができるように、新高層棟との連絡や機能移転・内部改修等について改修計画を検討していく。
 県立三好病院整備方針では、新病院の方向性として四国中央部の医療の拠点病院を目指して整備するほか、ドクターヘリが離発着できるヘリポートを設置し救命率の向上を図る。14年度の開院を目指す。
 所在地は三好市池田町字シマ。
 解体する看護学校の規模は鉄筋コンクリート造7階建て延べ4814平方b。跡地では、新病院正面玄関へのアプローチとなる通路を整備する。
 その他、本館などの既存施設については、新病院完成後の12年度に解体を行う予定。その他の既存施設の規模は、本館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万0501平方b。厚生棟が同造3階建て延べ1353平方b。CT棟が鉄筋コンクリート造平屋553平方b。精神棟が同造2階建て延べ1253平方b。SARS棟が鉄骨造平屋79平方b。焼却炉1基、附属建物および外構施設など。解体設計は炭谷建築設計事務所(徳島市)が担当。その他施設解体後の跡地は、駐車場、ホスピタルパークなどを整備していく計画。
 所在地は徳島市蔵本町1丁目。