建通新聞社四国
2011/03/08
【愛媛】東予港西条地区に防波堤築造 県
愛媛県は、東予港西条地区で県の主力産業である造船業発展と港湾機能向上を図るため、渦井川河口の沖で防波堤の築造を計画、2011年度から調査設計などに着手する。当初予算案には、新規の東予港西条地区産業関連港湾整備事業として7368万円を計上している。
同事業は、社会資本整備総合交付金で進められる西条地区西側や壬生川地区の防波堤・物揚場整備などとは別で、西条地区中央の渦井川河口の沖で防波堤を築造する。事業費は国4分の1、県6分の1、市12分の1、受益者(今治造船)2分の1で負担、県が事業主体となって進める。
事業としての防波堤築造は、河口北東側に延長500bを計画。今後の予算配分にもよるが、12年度から工事着手し、16年度の完成を目指す方針。
また今回の事業範囲ではないが、関連する防波堤築造や岸壁整備、泊地浚渫なども今後事業進捗を見据えて整備を検討していく考え。