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建設経済新聞社
2011/03/03

【京都】一般会計105億円 過去最大規模の予算 丹波PA、学校給食調査費など

 京丹波町は2日、23年度当初予算案を発表した。一般会計は105億3700万円で前年度比9・0%増となり、3町合併後で最大規模の積極型予算となった。当初予算案は4日開会の定例町議会に提出する。
 一般会計における建設関連の主な新規事業は、▼丹波パーキングエリア(PA)基本計画策定費2270万円▼畑川ダム周辺整備計画策定費620万円▼鳥インフルエンザ発生農場跡地整理事業830万円▼住宅改修補助金交付事業の創設2000万円▼全中学校完全給食に向けた調査経費2020万円▼介護施設等整備補助事業3165万円−など。継続事業は、▽(道路橋)長寿命化修繕計画策定事業809万円▽消防車両等の更新6110万7000円−など。
 一般会計歳出を目的別にみると、▽総務費16億2548万4000円(前年度比25・4%増)▽民生費21億4581万8000円(同7・4%増)▽衛生費14億5846万2000円(同18・5%増)▽農林水産業費12億1006万円(同6・2%減)▽商工費1億0061万8000円(同8・6%増)▽土木費9億6967万3000円(同37・6%増)▽消防費4億0125万8000円(同4・9%減)▽教育費7億2275万9000円(同5・3%増)。普通建設事業費の補助事業費は1億9548万8000円(同64・1%減)、単独事業費は12億3255万3000円(同133・0%増)で、普通建設事業費の合計は14億2804万1000円(同33・0%増)。22年度の10億7367万3000円と比べ、3億5436万8000円の増額となった。
 特別会計は、水道事業特別会計が16億0150万円(同32・7%増)、下水道事業特別会計が10億9100万円(同4・2%減)、土地取得特別会計が1億3125万5000円(同119・0%増)。病院事業会計は収益的支出が13億8846万3000円(同62・8%増)、資本的支出が1億7760万円(同48・4%増)。すべての会計をあわせた総額は174億7492万7000円(同6・3%増)。特別会計における建設関連の主な事業は、水道事業特別会計で▽京都縦貫道関連水道移設工事(和田塔ノ下)748万円▽上水道台帳整備及び管理システム導入委託1800万円▽畑川浄水場舗装工事950万円▽戸津川配水管布設工事4600万円▽寺谷団地内配管布設工事2000万円。下水道事業特別会計で▽下山グリーンハイツ管内止水工事1200万円▽市森地区管路移設工事1億2000万円▽市森地区処理施設解体工事2000万円▽質美地内管路移設工事830万円▽浄化槽設置工事(10基予定)1597万8000円。土地取得特別会計で▽土地開発公社先行取得用地購入費1億3092万1000円。国保京丹波町病院事業会計で新規に▼旧瑞穂病院固定資産除却費(解体費)1億0236万3000円。
 町は丹波PA、畑川ダム、鳥インフルエンザ農場跡地対策などを担当するプロジェクト推進室を土木建築課内に新設する方針も明らかにした。このほか、地域医療体制の確立推進等のため、国保京丹波町病院、和知診療所、和知歯科診療所の一本化を図る。