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　高松市は23日、２０１１年度の当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比の５％増（金額で71億６０００万円増）となり、予算規模は過去最大となった。対前年度増は３年連続。増加となった大きな要因は、市民が安心して暮らすことのできるよう将来を見据えた町づくりを着実に推進するため第２期まちづくり戦略計画に揚げる事業を積極的に展開し、推進することで過去最大の規模であった10年度当初予算を更新した。
　普通建設事業費は、幼保一体化施設整備事業費など積極的に市単独事業を計上した結果、対前年度比６・４％増（金額で９億７７３８万円増）の１６３億０４４５万円となった。内訳は、補助事業費76億５６２９万円（対前年度比９・８％減）、単独事業費86億４８１５万円（同２６・４％増）。
　主な建設事業関係は、
　▽公立保育所施設整備事業として香南地区、庵治地区、下笠居地区幼保一体化施設整備事業、木太・古高松保育所改修実施設計などに６億６０３５万円▽小・中学校校舎等増・改築事業として中央小学校北棟校舎増築、多肥小学校南棟校舎増築、龍雲中学校南棟校舎改築の実施設計などに５億０３４１万円▽小・中学校施設耐震化事業として紫雲中学校改築事業の校舎棟改築、山田中学校改築事業の実施設計などに14億２６０７万円▽高松第一高等学校施設耐震化事業として第一体育館耐震補強などに１億４２７６万円▽塩江地区学校統合事業の実施設計などに７６７６万円▽学校跡地・跡施設再利用事業として築地小学校南棟校舎コミュニティセンター化などに１億２８４６万円
　▽屋島陸上競技場再整備事業の実施設計、用地測量などに５５１０万円▽南部地域スポーツ施設（仮称）整備事業（新規）の基本構想・基本計画などに３１０万円▽高松西部地域文化施設整備事業（新規）の本体工事に１億２４５０万円
　▽高松市美術館改修事業（新規）に２億２５４０万円▽埋蔵文化財センター（仮称）等整備事業に２億５５２６万円▽市営住宅（上之町団地、香南町北部団地）建設事業（新規）の基本計画、測量などに２６７９万円▽消防署所適正配置整備事業として東ハゼ救急ステーション建設（新規）に８２０７万円▽コミュニティセンター整備事業として国分寺北部・三谷コミュニティセンター改修に８７０６万円▽支所耐震化等整備事業として香南支所整備事業、牟礼支所整備事業に３億６３７９万円▽香川町農村環境改善センター耐震化事業に１億２００７万円▽新病院整備事業として用地取得、実施設計、造成などに14億５３４０万円
　▽歯科救急医療センター耐震改修事業補助に１６７２万円▽市有施設長寿命化計画策定事業で劣化診断に３５００万円
　土木関係では、▽東部運動公園整備事業に９億９９０３万円▽竜王山公園（仮称）整備事業（新規）として測量、実施設計などに１７２０万円▽高潮等関連整備事業に２億２５１５万円▽墓園整備事業に７９０５万円
　▽屋嶋城城門遺構整備事業に７７５１万円▽一般廃棄物陶最終処分場第３処分地整備事業の処分場・水処理施設整備、周辺対策事業に11億５４１１万円▽道路新設改良国庫補助事業に２億６４３３万円▽市単独道路新設改良事業に２億１５００万円▽市単独道路維持事業に７億５０００万円
　▽街路事業として高松海岸線ほかに８億３６９４万円▽中心市街地歩行者空間整備事業として西の丸町兵庫町線整備に１億００３７万円など。
　一方、企業会計は、病院事業会計が新病院整備費の増などにより前年度当初比１３・３％増（金額で12億３１９８万円増）の１０４億７８６２万円、水道事業会計は浅野浄水場管理棟の建築などにより同４・６％増（金額で４億９１９９万円増）、下水道事業会計は11年度から企業会計化となり１７８億１４８７万円。