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建通新聞社四国
2011/02/25

【徳島】上半期中にも公告 徳島市の図書館移転拡充

 徳島市は、2011年度当初予算案に図書館移転拡充事業12億0213万円、シビックセンター改修事業5億4049万円をそれぞれ計上した。徳島駅前のアミコビル内に図書館を移転拡充するほか、同ビル内にあるシビックセンターをリニューアルし機能を充実と利便性の向上を図る。入札は、一般競争で執行するため上半期中にも公告する予定。オープンは12年4月を目指している。
 事業計画によると新図書館の施設規模は、アミコビル5・6階の約3000平方bで現在の約3倍の面積を確保する。蔵書能力は50万冊程度。一般室とこども室の2階構成とし、6階に総合サービスカウンター、一般室、事務室などを設け、5階には、こども室(おはなし室)を整備。併せて子育てスペースとして児童多目的ルームも設置する。
 また、図書館の移転拡充に伴い現在3〜5階にあるシビックセンターを3・4階に集約。コンパクトで機能的に配置することで、利便性を高める。3階フロア全体をオープンギャラリーとするほか、明るく開かれた施設として内装設備を含め改修。4階では、現在不要となっているプラネタリウム設備を撤去し、200席程度の多目的ホールや活動室を整備する。
 現図書館(徳島町城内)は、中央公民館内にあり、2、3階と4階の一部で延べ床面積は約1040平方b。1981年5月に開館。老朽化も進んでおり、狭あいであることから、これまでの図書館協議会でも移転などが議題にもあがっていた。
 また、全国の県庁所在都市にある市立図書館の平均延べ床面積と比較しても狭小であるため、移転拡充が計画されていた。