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日本工業経済新聞社(茨城)
2011/02/24

【茨城】下稲吉小管理教室棟に継続費 市道チ6−0006号線は1・2億 2011年度当初予算案を公表 かすみがうら市

 かすみがうら市(宮嶋光昭市長)の2011年度(平成23年度)当初予算案が発表された。主な事業では、下稲吉小学校施設整備事業における管理教室棟建設の2カ年継続費に6億1492万2000円(11年度=2億4597万円、12年度=3億6895万2000円)を設定。新年度から管理教室棟の建設工事に着手する。このほか、市道チ6−0006号線整備事業に1億2397万6000円、市道整備事業に3億63万円などを盛り込んだ。新規事業では、消防団統合に伴う新規詰所整備に着手する。
 
 一般会計は前年度比0・5%減の150億5000万円とし、このうち普通建設事業費は前年度比28・8%減の14億5880万9000円となった。
 下稲吉小学校は、施設の老朽化に伴い、管理教室棟の新設、既存管理棟の耐震補強・大規模改造と屋内運動場改築のほか、中央校舎の大規模改造・東校舎耐震補強を行うもの。14年度内の事業完了を見込む。
 現在は実施設計を椛至驩謳ン計茨城支店(牛久市牛久町)で策定中で、新年度から2カ年で中央校舎と管理棟の南側に管理教室棟(普通教室含む)を新設する。
 施設規模はRC造3階建て、延べ2279u程度。工事費は2カ年の継続費に6億1492万2000円を設定。ことし夏過ぎにも発注する見通し。
 また、小学校施設耐震促進事業(1499万4000円)として、下稲吉東校舎2棟(いずれもRC造3階建て、@延べ2112u、A延べ1896u)の耐震実施設計に着手する。
 道路関係では、市道チ6−0006号線整備事業で、延長318mにおける改良工事や橋梁部における橋面工、高欄工のほか、堤防取付道路工事などに総額1億2397万6000円を盛り込んだ。
 市道整備事業には全体で3億63万円を計上。市道カ8459号線(L500m、W10・0/6・0m)、市道チ8−0576号線(L140m、W4・0m)、市道カ8004号線(L120m、W4・0m)など6路線を中心に整備を進める。
 また、まちづくり交付金事業(霞ヶ浦中心地区)で、カ2593号線(西成井バイパス)の道路改良工事(L240m)と、カ0109号線の道路舗装補修工事(L500m)などに1億500万円を予算化した。
 神立駅周辺整備事業は、神立駅西口において、駅前広場や都市計画道路神立停車場線、都市計画道路神立駅前西通り線の整備を土地区画整理事業によって進めるとともに、橋上駅舎や自由通路を整備するもの。
 施行面積は約2・2haのうち、かすみがうら市分が0・9ha。ことし2月に、土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合を設置した。新年度は事業認可の手続きを進める。予算案における事業費は7719万4000円。
 上水道管路施設統合事業では、霞ヶ浦地区と千代田地区の配水管延伸および接続を実施、11年度は上稲吉地区750mの配水管延長を行う。
 このほか新規事業として、消防団施設整備に2308万5000円を計上。上志筑、大皆、横堀、五反田の消防団統合に伴い新規詰所を整備する。
 特別会計を見てみると、下水道事業では、流域関連特定環境保全公共下水道の整備や維持管理経費などとして、前年度比1・0%減の12億2400万円を計上。
 農業集落排水事業では、維持管理費などに3億57400万円を盛り込んだ。前年度比は0・4%減。
 水道事業会計の資本的支出は5億2732万8000円。このうち配水管新設・布設替などの工事関係に1億1544万8000円、設計に723万9000円。浄水場施設費では、下稲吉第2浄水場の排水流量計改修に1610万7000円を配分した。


提供:日本工業経済新聞