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建通新聞社四国
2011/02/22

【愛媛】普通建設費30・9%増 松山市の当初案

 松山市は16日、2011年度当初予算案を発表した。一般会計の規模は前年度当初を7・6%上回る1721億1000万円で過去最大となった。
 市は、地方交付税が前年度比で3・4%増えることに触れ「地方財政の健全化に配慮がなされた点で一定の評価はできるが、厳しい経済、雇用情勢を踏まえると地方財政政策で示されるほどの歳入の伸びは期待できない」としながらも、普通建設費は30・9%増の215億0183万円を確保。内訳は補助事業費が107億1007万円で60・2%増、単独事業費が106億7403万円で9・7%増。一般会計全体に占める割合は2・2ポイント上がり12・5%となった。
 特別会計は1184億2600万円で0・6%増、企業会計は401億3982万円で0・6%増。これらに一般会計を加えた総額は3306億7582万円で4・1%増となる。
 これら3会計で予算化した建設関連予算をみると、13年度の供用を目指す新西クリーンセンター整備に87億7113万円、雄新中校舎改築など1次中学校舎耐震化に2億1335万円を計上。
 道道路関係では、松山外環状線整備に16億1897万円、安全歩行空間整備として常竹小川線など7線に3億1898万円を盛り込んだ。
 公共下水道関連では、浸水対策重点10地区のポンプ場整備や雨水幹線整備に32億2716万円、普及率向上のための管渠整備に25億5308万円など。
 今後の事業進展が期待される松山駅周辺整備事業では、用地買収などに11億6167万円が計上された。